ピアノ売却する際の秘訣

高額鑑定の為の比較術

高額買取りしてもらう為の秘訣とは


引っ越しに際して不要になってしまったピアノを処分しようと考えている方は、少し考えてみてください。たんに捨ててしまうだけでは勿体無いとは思いませんか。もちろん捨ててしまうよりも買取業者に引き取ってもらい、お金に換えてしまった方が賢い選択です。ピアノの売却において、知っておきたいことをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

◆ 売却方法と買取業者を利用するメリット

ピアノを処分する際には廃棄処分をしてしまう他に、「売る」という方法が考えられますが、売却の手段は更に以下の3つに分けられます。

1. 知人に売却する
2. 買取業者に依頼する
3. インターネットオークションを利用する

知人に売却する場合は問題が発生しにくいものですが、友人ということもあって人間関係が考慮されて高く売ることにつながらないケースも考えられます。「気持ちだけ」の価格になってしまいがちですよね。インターネットオークションを利用して、自分で送り届けるという方法については、ハイリスクハイリターンなことが特徴です。買取業者へと売却するよりも高く取引できる可能性を秘めている一方で、取引中にトラブルが発生しやすいというデメリットがあり、あまりおすすめできる手段ではありません。その点、買取業者へ依頼するという方法は、ローリスクでありながら適正価格で取引できるため、やはり売却するのであれば、業者を利用するのがおすすめです。

高額査定へとつなげる秘訣は?

どうせ売却するのならば、できれば高額で買い取ってもらいたいものですが、それでは買取サービスを利用する方は高額査定につなげるために、どのようなことをしていくべきなのでしょうか。まずポイントになるのが、複数業者への査定依頼です。ピアノの買取価格はある程度の相場が決まっているものの、メーカーや状態によって価格が大きく変化します。比較的高値が付きやすいのがグランドピアノで、次いでアップライトピアノ、エレクトーン、電子ピアノの順番です。これに本体の状態が加味された上で買取査定額が決まるわけですが、業者の裁量次第で決められるため、数万円から場合によっては十万円単位の差が発生してしまう可能性もあります。A社で査定してもらって30万円だったピアノも、B社で査定してもらったら25万円だった、というような話はよくあります。したがって、より高値で売却するためには、複数の買取業者に査定をしてもらう必要があるのです。

なぜ査定額に差が出るの?

ピアノの買取業者が行っているビジネスは、商社のような横流しのビジネスではありません。買い取ったピアノを修理して、綺麗にしてから新たなお客さんへと販売するというビジネスモデルになります。業者によって査定額が異なる理由は、この一連の流れの中でかかるコストが若干異なるからです。大手の買取業者にもなれば、ピアノを修理するための自社工場を持っていて、徹底したコスト管理をしてそこで修理がなされることになり、したがって浮いたコスト分を買取査定額へと還元できるというわけですね。また、業者の営業力についても重要で、独自の販売ルートが確立されていて、お客さんが集まりやすい状態ならばより高値で売れることになり、こちらについても同様に買取査定額へと還元できるというわけです。このように業者によって販売ルートや修理ノウハウに差があるからこそ、どこで査定を受けても違う査定額が提示されるのです。

また、業者によって査定基準が異なる点も原因に挙げられます。A社では問題無いとされていた微細なキズでも、B社では減額の対象になることがあります。ピアノの状態がどの程度なのか、その基準については業者によって異なり、したがって査定額に差が生じてしまいます。

一括査定サイトを活用するのが秘訣!


しかしながら、いくら高額での売却を希望するとはいえ、いくつもの買取業者に何度も査定してもらうのは手間も時間もかかってしまいますので面倒というものです。そこでおすすめしたいのが一括査定サイトです。一括査定サイトのサービス内容は、売却したいピアノの情報や住んでいる地域といった情報を入力すると、その近辺にある買取業者を中心に、複数の業者への一括査定を行ってくれるというものです。まさに売り手にとって救世主のようなサービスで、より高く売却するためにの秘訣と言えますね。

一括査定サイトには専門分野があり、例えば不動産の査定に特化しているサイトがあったり、車に特化している一括査定サイトがあったりなど、売却したい品物の分野によって運営が異なります。もちろん楽器についても「ズバットピアノ買取」のような一括査定サイトがありますので、活用してみることをおすすめします。

ズバットの場合は入力する内容はいたってシンプルで、メーカーと種類(グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノなど)、モデル名と製造番号、ペダルの本数とピアノの色、オプション機能や状態だけです。モデル名と製造番号については調べるのに手間がかかってしまいそうですが、その他についてはすぐに入力できてしまいます。

◆ 製造番号ってどう調べれば良いの?

ピアノの製造番号は、基本的に本体のどこかに刻印されているか、あるいはシールが貼られており、その場にいれば簡単に調べることが可能です。刻印やシールの場所についてはメーカーによって異なります。ヤマハのアップライトピアノの場合は屋根を開けてフレーム部分を見ると、そこに製造番号が記されています。ヤマハのグランドピアノの場合は鍵盤側にある手前の屋根の中、高音部側のフレームに製造番号が記されています。このように製造番号は必ずどこかに記されていますので探してみてください。もしも見つからない場合はメーカーに問い合わせて、記されている位置を教えてもらうと良いでしょう。取扱説明書などにも製造番号は記載されているため、こちらを参考にするのも良いです。

その他に注意すべきことは?

一括査定サイトにて業者選びが終わったら、業者による本査定へと移ります。実際に自宅へ業者を招き、実物を見てもらうことになります。この時注意しておきたいことは、ピアノ以外にも付属品についても買い取ってもらえることがある、ということです。例えば楽器と一緒に製造されてセットで販売されているピアノ用椅子などは中でも高値が付きやすく、椅子だけで1万円前後の査定額が付くこともあります。このように本体以外の付属品も一緒に買い取ってもらえことがありますので、業者さんが来る前に持っている物を一通り準備しておくと良いです。ほこりなどの汚れから守るカバーや鍵盤の上に敷いておく布、調律のために必要になるナットやネジ、取り扱い説明書など、購入時に付いてきた品々を用意しておいてください。査定額は基本的にアップするのではなく、ベースとなる金額から減額されていくものですが、付属品については唯一アップする要素となります。より高く売る秘訣として、ぜひ前準備を行ってみてください。

まとめ

ピアノを売却する際には、複数の業者に買取の依頼を出してみて、その中から高額査定を提示してくれた業者を選ぶという方法が正攻法となります。一括査定サイトを上手に活用して、持っているピアノの査定額を調査してみることを強くおすすめします。また、高額査定へとつなげるためにも、付属品の用意についてはしっかりと行っておきたいところです。