買取までの流れ
全体の流れを事前におさらいしておきましょう。
ピアノの買取価格は、メーカーや種類、年式、保存状態などによって査定されますが、同じピアノを査定しても、業者によって査定額に大きく差が出るのはよくあることです。それは、業者によって販売ルートが異なるからです。買い取った後に国内で販売する業者もあれば、海外で販売する業者もあり、どの販売ルートで売るのが一番高く売れるかどうかはそのピアノによって異なります。
たとえば、一社しか査定を行わなければ、販売ルートは1ルートのみですが、複数社で査定を行えば、複数ルートのなかから一番高く売れるルートを選ぶことができます。複数の業者を比較することが相場よりも高く売るために大切なのは、このような販売ルートの背景があるからです。
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業者の選び方
販売ルートの選択肢を増やすためだけでなく、運送費や出張費などの諸経費がどれくらいかかるかなど、総合的に比較して一番高く買い取ってもらえる業者を見つけましょう。複数の業者で見積もりを取ってみれば、自分のピアノの相場がわかりますから、相場より高い価格で買い取ってくれる業者を見つけやすくなります。インターネットの一括見積サイトを使うと、一括で買取業者の比較ができるのでおすすめです。
ピアノの取り扱い説明書や保証書などの付属品があれば、準備しておきましょう。保証書があれば、購入した年月日を知ることができます。実際に使用した期間がわかるので製造年月日だけで査定するよりも高く買い取ってもらえるかもしれません。付属品がきちんと残っている場合は、見積時に渡しましょう。
ピアノを査定してもらう時には、ホコリを落とすなどの掃除をしておきましょう。長年使っていない場合にはホコリが溜まっているので、査定時に掃除をする手間が発生します。その場合、査定額が下がってしまうので、少しでも高く売りたいなら、最低限の掃除は済ませておいてください。楽器用モップやクリーナー、ピアノ専用クロスを使うのが一般的な掃除方法ですが、汚れがひどい場合は固く絞った雑巾で優しく吹き上げましょう。鍵盤部分は鍵盤専用のクリーナーを使うか、乾拭きで汚れを落としましょう。
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